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また、20代の頃、笠間稲荷神社の境内地の改修設計に携わった時、かなりの数のお狐様の像の配置に頭を悩ませたことがありましたが、伏見さんのお狐様は大きいのばかり、奉納は鳥居が主なので境内地のおさまりがとても明快です。
一の鳥居から娘が数を数えだしたのですが、有名な千本鳥居(5号鳥居の列)にさしかかって少しのところで120本を超え、娘は数えるのをやめてしまいました。伏見稲荷の境内地には千本鳥居をはじめとして鳥居が1万本くらいあるそうなのですが、それらがほとんど奉納で成り立っているのをご存知でしょうか。神様の方を向くと朱の鳥居しかみえませんが、神様からみると、すべての鳥居に奉納年月日、奉納者名が記載されて記念碑のようです。
見ると最も古くても5年程度前の奉納年月日。鳥居がどんどん更新されているのがわかります。千本鳥居は奉納する人の連なりが織り成すランドスケープともいえそうです。常にいきいきして見えるのは、更新のサイクルのなすものなのかもしれません。
気になって金額を調べてみたら、神社のHPにありました。大きさや場所によって異なるようです。5号で最低¥175000からだそうです。勉強になります。http://inari.jp/gotinza1300/index.html