実は町田に住んで10年来知らなかったのですが、旧東急ハンズ、今minaになっているビルの横にあるモニュメントは黒川紀章の「シティゲート」(1983年)という作品。ご本人はその後すっかり忘れたか実は関知していなかったかわからないが、学生時代に同人誌を黒川さんに送りつけたことがあって、そうしたら丁寧に豪華な三つの作品集を送っていただきとても感激したことがありました。小学校から高校まで生活圏にしていた松戸には「アーバンヒル松戸」(1980年)がありました。もちろん当時は建築なんて興味があるわけではないし黒川紀章の名前は知らなかったけど、まだ出現したてのレンタルレコード屋がテナントとして入っていて、よく行くたびに、中を歩いていると思ったらいつの間にか外に出ているという、体験したことのない空間の面白さにどこか心を揺さぶられていました。今「シティゲート」を見て思うのは、黒川さんというのはディテールの妙や細かいギミックで建築メディアにウケるわけではないけれど、一般の人にわかりやすいインパクトのある建築をそのたびに「発明」してきた人なのではないかなぁ。ということです。
ゆるい批評でごめんなさい。今「シティゲート」の足元は工事中です。良くなるといいですね。

