今年は、応募数がやや減って全体的には低調?という印象でした。
毎年目にとまるような、ユニークな構造の建物やRCの住宅、小規模な集合住宅などは激減。その他も改正建築基準法の影響が随所に見られました。
この賞のおもしろいところは、ただデザイン的に「きれいな建物だ」というのでは通らないところ。「まちなみ」に対して、何を仕掛けて、どう寄与したのかがきちんと説明できるかが最初の関門となります。景観法以前に全国で先駆けてつくられた(建築および)その周辺環境が評価対象となる賞であるところは興味深いところでランドスケープデザインや景観設計が、大きく評価される可能性をもっています。私自身も、つくる立場からみれば、多くを考えさせられるものです。まだ認知度がそう高くないので、愛知県で設計や施工の実績のある方は注目してみてください。(毎年8月末頃に募集が締め切られます)