2008年11月02日

「気候変動+2℃」と「偽善エコロジー」に思う

先の受賞式の講演で山本良一先生の「地球温暖化と緑の役割−京都議定書目標達成を目指して−」を聴講して、にわかに「環境」が気になっています。この講演の趣旨は、この問題に対して科学者の中にも様々な立場の人がいて、超楽観論者--中庸--超悲観論者まで様々なのだが、(通説は「やや悲観的」程度として)山本先生はかなり悲観的な立場で、全世界的に尋常ならざる努力をしないと、産業化前から上昇した地球表面の平均温度が+2℃を突破する時期が(気温ターゲット2℃)、2100年よりも早く起こってしまい、これを超えると急速に気温が上がってしまう(2℃上昇とは、珊瑚礁が97%死滅、海面上昇、飢餓リスク10〜28億人が水ストレス、他)という予測によるものです。逆にCo2 削減のあらゆる努力によって2℃を超えさせないことが可能ともいわれているのでこのあたりはもっと皆が知識を高めるべきところだと思いました。
これに対して、ちょっと前に武田邦彦氏の『偽善エコロジー〜環境生活が地球を破壊する』を読んだのを思い出しました。皆がエコと信じてやっていること、一般に「地球に優しい」といわれる21項目、資源ごみの分別、No.レジ袋、家電リサイクルなど1つ1つ検証し、ほとんど「意味がない」と切捨てるもの。一昔前に流行った『食べてはいけない』を思い出しました。この×の一つ一つには?というものもあってあえてコメントしませんが、あとがきをみると、要はそんな中途半端な「偽善エコ」から脱却して、1週間に入るお風呂(シャワー)の回数を半分にするとか、水洗トイレをやめるとか、そのくらい本気でかからないと本当の節約にはならない、といいたいようでした。
「偽善エコ」の是非はともかくある程度一般にも流通したのだから、ここから現状で是非もなくやばいのだとあらためて認識し、もっと積極的に何かをかえる提案などしていかないといけない気がしてきました。


posted by 山内彩子 at 16:45| Comment(0) | TrackBack(0) | ●本棚 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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