2007年01月23日

垂直面をちょっと愚直に緑化する

建物にまとわりつく水のデザインを試みている同じ現場。
いわゆる「壁面緑化」的なプランター植栽を施工中。
bl070119.jpg
ここ数年、「壁面緑化」は「屋上緑化」と並んで各メーカーもユニットやら工法やらを商品化している。愛知万博でも垂直な壁面に多くの植物がぎっしりと詰まったユニットをたくさん見た。一瞬きれいだけど、長い目でみるとちょっとしんどい印象をもつものも多かった。実際、愛知万博のある会社では、毎日完璧な緑の面を保つために常駐の管理者が植物の取替えに追われたと聞いている。
今回は壁面と言うよりは立面として緑のヴェールをかけつつ、建物の中からも楽しめる、メンテナンスは年数回程度、そんなイメージからスタートして、行き着いたのは、吊りプランターでルーバーみたいな意匠をつくること。形態はトリッキーなことをするというよりは、愚直にきちんと植栽基盤(植物の根のふところ)をつくること。エキスパンドメタルを布のように曲げて白い外観に金属がきらきらするプランターを立面に並立させた(今は足場と連なって見えますが)。
植栽デザインの基本は、雨のかからない部分には灌水設備を施すこと。建物が植物に侵食されず、枯死させられず、微妙なところで共生すること。水平面に植栽できない敷地ならではの愚直な空中植栽、まだまだ続きます。


posted by 山内彩子 at 14:28| Comment(0) | TrackBack(0) | ●庭とランドスケープ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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