昨年は、あらためてランドスケープ・アーキテクトの仕事ってなんだろう、と考えさせられました。
日本では、ここ数年でずいぶん幅が広がってきてはいるものの、まだ造園設計色が濃い印象があり、実際、その方が依頼される方からみても分かりやすいし、その軸でよいのだろうと思うものの、まだ何か物足りなさを感じるところです。
他方、土木展が活況で刺激的な活動が各地でみられ、まちづくりについては、分野を超えて都市、建築、造園といった従来の縦割りにはもはや意味がないのではないかと思えるほどで、大学の卒業制作をみると、建築学科・都市計画系学科・造園学科ほか、様々な学科での秀作はどの学科の域を超えていたのが印象的でした。
でも、実際に仕事としてモノをつくるとなると、職能の域は重要。昨年は、これまであまり経験のなかった、開発の仕事に関わり、造園的でもない、建築的でもない、といういわば土木的とも言える地形や制度の扱いにいろいろと考えさせられました。詳細はあらためて書きたいと思います。
大川は、一昨年よりは時間的には落ち着いて、研究活動、さらなるスキルアップを経て、日々活動しております。詳細はあらためて本人より。
私事ながら昨年は身内に不幸があり、公私の別も考えましたが、新年のご挨拶は控えさせていただきました。
心機一転、本年もよろしくお願いいたします。(山内)