2008年05月09日

緑地散歩#2

竣工を6月に控えたある現場でランドスケープ、ガーデンデザインなどをやっています。今は監理の真っ只中、でもちょっと工程が押していて、外構の本格着手がだらだらと延びぎみでテンパッています。来週からちょっとたいへんになりそう。こんな時には(?)歴史とお散歩...bl_0805_1.jpg
GWに久々に自宅の地元、相模原の横浜水道道緑道を自転車で走ってきた。相模原市は、陸軍関係の施設が20世紀中ごろにたくさん作られ、河岸段丘の地形に沿って軍事都市として計画された直交する大きな道路が特徴的だが、それよりももっと前、明治期につくられた横浜市に津久井湖から水を供給するための水道道路(暗渠)の緑地で、米軍のハウス基地などを貫通していて都市計画の道路とは平行でない図上はかなり不自然なまっすぐ道だ(東林間から田名地区まで12キロが緑道として整備されている)。後でつくられた道路とも斜めに交差しているがお構いなしに緑道としてそこにあるのでグリーンコリドーとしては一定の植生や生き物を担保しているようだ(帰化植物がいっぱいだけど)。荒野とまでは言わないが、住宅と農地と工場といったちょっと中途半端なエリアをひたすらにまっすぐに走る道の不思議な密度感の緑道、しかもやや中途半端に手が入っていて、先にあったんだけどね、と道路が主張しているのがよくわかる。空間的には気持ちの良い、でもデザインを生業としている立場からみるとちょっと気持ちの悪い緑地(存在が担保された空地)だった。


posted by 山内彩子 at 10:27| Comment(0) | TrackBack(0) | ●ローカルな話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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