2011年08月14日

モホイ=ナジ展

京都に帰省をしているついでに、国立近代美術館で開かれているモホイ=ナジ(今までモホリ=ナギって言ってましたが)展に行く。まず槇さん設計の同美術館の中に入るのが初めてでそれが第一の楽しみだったのだが、安心して身を任せられる建築で、全く期待を裏切らないものだった。モホイ=ナジ展についても、予想以上の点数と内容の濃さ、面白さに、これもまた非常に楽しめた。今建築で使われているプレゼの表現の中にも、起源をたどるとモホイ=ナジにまでいくものがあることを認識。
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2010年03月01日

建築設計契約は「請負」か?

100301.jpg建築ジャーナル3月号「建築設計契約は「請負」か?」に寄稿しました。考えさせられる特集です。
よろしければお求めになってください。
http://www.kj-web.or.jp/
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2010年02月21日

ARCHIBAU大会

千葉大建築系同窓会であるARCHIBAUの大会が開かれた。毎年OB選出による卒業設計(制作)の最優秀作品にARCHIBAU賞が与えられるのだが、今年は連絡の行き違いでデザイン工学科(現建築学科)は模型ありのプレゼとなり、都市環境システム学科は
模型なしのプレゼとなってしまったので、賞を二つに分けて両学科からそれぞれの選出となった。そこが少し残念だったが、それでも両学科が一堂に会するのは貴重な機会。
個人的には造園学科の卒業設計(制作)
も一緒に見たいと思っている。来年は画策してみよう。
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2010年01月17日

愛知まちなみ建築賞2009と屋上・壁面緑化に思う

今月8日に、第17回愛知まちなみ建築賞が発表されました。
http://www.pref.aichi.jp/0000029283.html

今回は、私にしては少しめずらしく?古屋の高齢者施設への再生プロジェクトの講評を担当したが、他に気になったのはやはり、星が丘の駅前にできた中電のショールーム「e-生活情報センター『デザインの間』」だった。昨今は、他にも屋上や壁面緑化を前面に押し出した作品も目立ってきた印象。
屋上や壁面緑化は研究や仕事がらここ20年弱何らかの形で関わってきたのだけど、共通していえるのは、維持管理のヴィジョンや持ち主の心構えの有無で選択すべきデザインが大きくかわること。とかく完成時の見栄えにこだわりがちだった建築は、これがずれてしまうことも少なくないように思う。
こうした意味で、逆に仮設建築物や存続期間がある程度イメージされた建物では、年限による維持管理のイメージがわきやすいため、中電の運営するショールームのような建物では、これが合致しやすい印象だ。
ふわっと軽い緑のカーペットが施された屋根が印象的なこの建物が、「緑豊か」な状態で、存続されて皆に親しまれる空間を提供し続けられるといいなあと率直に思った。
posted by 山内彩子 at 09:48| Comment(0) | TrackBack(0) | ●批評・文化活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月12日

愛知まちなみ建築賞2009と"Townscape"

今年も愛知まちなみ建築賞の審査とその他打合せも兼ねて名古屋に出向いた。今年は昨年の件数減の反動のように多数の応募。
審査の基準は、もちろん「審査要綱」の通りなのだが、特に「まちなみ」やら「ランドスケープ」やらに意味のある「何か」をしていてかつデザインのある程度洗練されているものを押すことにしている。少し造園系でとんがり系の微妙な立場がなかなかよいと思っている。また審査員ももう今年で7回目で、毎年、景観やランドスケープの批評の軸を確認できる好機と考えている。

今年はもう1つ、英語表記が話題になり、興味をそそった。まだ何も決まっていないが、1つの候補とし話題になったのが"Townscape"というターム。
以前"Landscape"って何だ、などという議論を延々としていて結局まだ明確でない、いや明確にできないことがわかってきた昨今、「まちなみ」のイメージをあらわす語として出てきたもので"Townscape"が適当かどうか、というまたしても難しい議論だ。鹿島出版会の1960年代に出た翻訳本「タウンスケープ」(トーマス・シャープ)やらゴードン・カレンやマンフォードの"Townscape"でも定義のイメージが異なるし、英和辞典を引いても意味が無い。結局また同種の議論になるのか、"Reform"(リフォーム)、欧米ではまずこの後は使われない、のように日本の造語的外来語のように浸透するのか、「景観」やら「まちなみ」やらが注目される今は、もう少し研究してみたいと思った。
右にならえにならない、強力な意見があれば、教えてほしいところ。どうでしょうね。
posted by 山内彩子 at 10:08| Comment(0) | TrackBack(0) | ●批評・文化活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月19日

千葉大園芸の講義、やっと終了!?

ここのところ、こまごまとした仕事が多いせいか、それ以外のこまごまとしたところまでなかなか行き届かず、ブログもなかなかかけないのが悩み。いけませんね。
今年から千葉大の園芸の3年生の環境造園演習前期の7回を受け持つことになり、松戸に通ったのだが、優秀作品集の原稿がやっと終わり、やっと実質的な講義終了!だ。

テーマは「30年後の交差点」とした。カリキュラムに沿って、担当講師が考えることになっている「ランドスケープ」を大きく考えられるような、横断的思考にふれてほしいなあと思って設定した。
社会に出れば、職能はある程度明確になってしまうのは当たり前なのだけど、風景をつくる仕事と考えると、「ランドスケープ」はとても総合的なもののはずと日ごろ考えている。学生のうちに、大きくコンセプトを描ける実習を体験できるといいなあと考えた課題だった。

都市を課題にするのは初めてという学生さんに、ごちゃごちゃの都市をよく噛みしめてもらって、自身が何かを達成しつつあるはずの50歳代前半くらいに立ち現れるという近未来の風景をデザインするというイメージだった。「風景」というのは結構素直な目的になりうるもの。自分の技術で何ができるだろうというより、こうあってほしい、というイメージを先行させて写真からスタート。
提案はイメージづくりに結構時間がかかったが、最初かちかちの思考停止状態から頭が柔らかくなっていく過程がなかなか楽しかった。
ランドスケープデザインの楽しさのツボを忘れないでほしいなあと思いつつ、7回で完成させるためのエンジンの掛け方にあとひと工夫か、と感じた。
posted by 山内彩子 at 08:40| Comment(0) | TrackBack(0) | ●批評・文化活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月21日

代ゼミタワー「オベリスク」

090621.jpgARCHIBAUの今年度第一回目の松本塾は代ゼミタワー「オベリスク」の見学会。代々木ゼミナールと設計施工・大成建設のご好意によりとても充実した見学会になった。おなかがいっぱいになるほど盛りだくさんの建築。個人的には小田急の車窓から眺めていて不思議に思っていたので、特別避難階段がとてもオープンで日常的に使う動線になっていることに関心した。ファサードにもきれいに出ている。
久しぶりにシフトレンズを出してきてデジカメに装填して撮る。グラフィックソフトでアオリはできるけどこのアナログな感じは捨てられない。
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2009年04月07日

ディズニーのなまこ壁

家族と泊まりがけでディズニー・ランドとディズニー・シーをまわる。21年ぶりぐらいに来た。ちょうど25周年のイベントなどもあり、文句なく楽しむ。
二つ考えることが。
ひとつ。空いている時期なのか、リゾートラインに乗って上から見ていると駐車場はガラガラ。そのアスファルトの上に進入止めの赤いコーンで描かれたミッキーの顔が。これぞアメリカン・ランドスケープ。
もうひとつ。ところどころなまこ壁よろしく斜めに目地の入った外壁が目に付く。「ミッキーハウス・クラブハウス」なんか見てても出てくるので今や定番のデザインのはずだが、これって磯崎新のチーム・ディズニーが出典なのだろうか。
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2009年02月22日

ARCHIBAU総会

千葉大学の建築系同窓会ARCHIBAUの年次総会へ。ただし仕事で遅刻。会場に着くとちょうどARCHIBAU賞選考のための卒業設計の一次プレゼが始まるところ。大学の講評会に行ったので建築学科の作品は余裕を持って聴き、代わりに都市環境システム学科の作品に神経を集中する。そこから上位12作品に再度長めのプレゼをしてもらったのだが、これは教育のせいか、都市環境システム学科の方が作品はともかくプレゼが丁寧。そこからOBによる上位3作品の投票が行われるが、僕の一押しだった建築学科郡司君の保育園は選から漏れる。1,2位は都市環境システム学科の学生。これは「わかってもらいたい」度の差である。建築学科の両学科にとってこれは貴重な機会ではないだうか。来年はここに園芸学部の卒業設計も混ぜたいね、などとランドスケープからの刺客、近藤卓くんと立ち話。
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2008年12月06日

松本塾

千葉大のOB会「ARCHIBAU」松本塾で、千葉大の小林秀樹先生をお招きして講演をしていただいた。ハウジングに関する現代的な問題を定借コーポラ(つくば方式)を基幹的な手法にしていろいろな規模や背景の具体的なプロジェクトで実践して解決していく話は、「吉祥寺に住みたい」のジェミニ・プロジェクトを考える上でもとても参考になった。ここ数年意識して勉強している土地取引や登記の実務といった建築の「周辺」の知識が建築をやっている我々にもいろいろなスキームを組立てる上でも有用そうで、自分の今の立ち位置を確認する重要な会となった。感謝。
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2008年11月27日

名古屋で大谷石と「まちなみ」を考えた

blg0811_2.jpg昨日は第16回愛知まちなみ建築賞の2次選考のため名古屋へ。
午前中は、名古屋の庭芯設計事務所にお邪魔して、いろいろなおはなしをしてきました。名古屋方面は焼き物やタイル屋さん、金属加工、その他工業系の特殊な能力をもったおもしろそうな製品をつくる中小企業が多数あって、既存の技術を使って「素材」を加工する新しい可能性を垣間見ることができました。また、この事務所が会員のNPO法人大谷石研究会のおはなしもうかがい、先週、ある現場の大谷石の外塀の解体工事の見積をにらんでいた私はいろいろと考えさせられました。
そうこうして午後は、「まちなみ建築賞」の2次選考。今年はボーダー上に賛否が分かれる作品がいくらか並びやや混戦。景に関する価値観は個人差のあるものと満場一致のものがあるのはあるいみ当然。そうした意味で、意見の分かれる委員が結構バランスよく関わるのはランドスケープ批評というか、まちなみの評価にあたっては重要なことなのかもしれないと思った。結果の記者発表は年明け早々のようです。
※写真は「大谷石」のコースター。ややもろい素材なので薄いのは少々不安感があるけど、使いようかもしれません。
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2008年11月21日

ピラネージ版画展

なかなか展覧会には行けないのだが、地元で開催されているので見逃してはいけないと思い町田市立国際版画美術館のピラネージ版画展へ。ピラネージは昔から好きで、昔何を思ったかカンプス・マルティウスの実物大の「イクノグラフィア」の複製を買ってしまった事がある。(今もある)
すごい量のピラネージのエッチングを飽きることなく見た。本物ならではの発見も多い。石工の息子が描く石の表現の迫力は凄い。地中の基礎の石に伝わる力までもが表現の対象だ。
最後にヴィラ・デステ(エステ荘)が出てきて思い出した。劇場版ポケットモンスター「水の都の護神 ラティアスとラティオス」に出てきた庭園、あれはヴィラ・デステですぞ。結構雰囲気出てます。ブログに書こうと思っていたのに忘れてました。
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2008年10月08日

豊玉と豊多摩監獄

先日、役所調査で練馬区役所へ行った。バブル時代に「豪華庁舎」と批判が多かった建物だ。練馬区で(設計の)仕事をした記憶がないのでここの役調(って我々は縮めて言います)は初めてだと思う。
HPで下調べをすると、役所の住所は豊玉。「とよたま?」 
学生時代建築史を専攻していて監獄の歴史もちとかじった人間ととしては反応せざるを得ない。「とよたま」といえば後藤慶二設計の「豊多摩」監獄だ。日本の監獄史は疎かなままなので、あわてて場所を確認すると、豊多摩監獄があったたのは今の中野区新井、平和の森公園がその跡地。練馬区役所のあたりとは微妙にズレている。地名の歴史を紐解くと、もともと明治も早くに北豊島郡と東多摩郡の郡名から取られた豊玉小学校が開校(練馬区役所近くに今もある)。その後「南」豊島郡と東多摩郡が合併して豊多摩郡となり、豊多摩監獄ができたのはその後のこと。
ということは、くっついてできた名前というところはいっしょだけど由来は別、ということだろうか。バスに乗ってもそう遠くない距離だが。
調べてて一つショックなのは、後藤慶二は36才で他界していること。それでいてたったこの一作で建築史に名を残している。まぁ、そんなこと考えるのはやめましょう。
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2008年09月06日

第16回愛知まちなみ建築賞

愛知まちなみ建築賞の一次の審査委員会に行ってきました。今年で6期目、毎年かなり応募作品の傾向に差があることを感じます。
今年は、応募数がやや減って全体的には低調?という印象でした。
毎年目にとまるような、ユニークな構造の建物やRCの住宅、小規模な集合住宅などは激減。その他も改正建築基準法の影響が随所に見られました。
この賞のおもしろいところは、ただデザイン的に「きれいな建物だ」というのでは通らないところ。「まちなみ」に対して、何を仕掛けて、どう寄与したのかがきちんと説明できるかが最初の関門となります。景観法以前に全国で先駆けてつくられた(建築および)その周辺環境が評価対象となる賞であるところは興味深いところでランドスケープデザインや景観設計が、大きく評価される可能性をもっています。私自身も、つくる立場からみれば、多くを考えさせられるものです。まだ認知度がそう高くないので、愛知県で設計や施工の実績のある方は注目してみてください。(毎年8月末頃に募集が締め切られます)
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2008年09月02日

シティゲート

080902_3.jpg実は町田に住んで10年来知らなかったのですが、旧東急ハンズ、今minaになっているビルの横にあるモニュメントは黒川紀章の「シティゲート」(1983年)という作品。ご本人はその後すっかり忘れたか実は関知していなかったかわからないが、学生時代に同人誌を黒川さんに送りつけたことがあって、そうしたら丁寧に豪華な三つの作品集を送っていただきとても感激したことがありました。小学校から高校まで生活圏にしていた松戸には「アーバンヒル松戸」(1980年)がありました。もちろん当時は建築なんて興味があるわけではないし黒川紀章の名前は知らなかったけど、まだ出現したてのレンタルレコード屋がテナントとして入っていて、よく行くたびに、中を歩いていると思ったらいつの間にか外に出ているという、体験したことのない空間の面白さにどこか心を揺さぶられていました。
今「シティゲート」を見て思うのは、黒川さんというのはディテールの妙や細かいギミックで建築メディアにウケるわけではないけれど、一般の人にわかりやすいインパクトのある建築をそのたびに「発明」してきた人なのではないかなぁ。ということです。
ゆるい批評でごめんなさい。今「シティゲート」の足元は工事中です。良くなるといいですね。
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2008年08月26日

ロータリークラブの「卓話」

先週のことになりますが、「東京築地ロータリークラブ」の例会にて「卓話」をさせていただきました。タイトルは「小石川後楽園内庭の池と石橋から時の風景を読む」です。
「卓話」は、はじめてのことだったのですが、日本に2311ある各地のロータリークラブで(2008年6月現在)、毎週昼食を共にする例会が開かれ、前半は30分の昼食をとりながら各種表彰や祝辞、ロータリーソング、その他の連絡を行い、後半30分は「卓話」として、毎回異なるテーマで様々な話題の話を聞く、という会が行われていること、ロータリアンはかなりの出席率で参加される、ということに少々驚きました。東京築地ロータリークラブは、40年の歴史のあるクラブで、場所柄もあって、大きな企業の経営者の方々が多数参加されている由緒あるクラブで、お盆休み明けにもかかわらず、54人もの方が私の「卓話」に耳を傾けてくださり、身の引き締まる思いでした。
bl_0808_3.jpg
小石川後楽園はあらためていうまでもなく、江戸時代の大名庭園で国の文化財に指定されているものですが、平成5年に「小石川後楽園内庭」の修復工事の現場で報告書などの仕事をさせていただいたことが、私が庭研究、庭の仕事に入り込む大きなきっかけとなったものでした。あれから15年、歴史をひもときながら、現代の石橋の解体復元のおはなし、後楽園の近い未来(?)への夢(復原図)などもご紹介させていただきました。質問などもいただき、普段なかなかお付き合いできない方々に小石川後楽園を介した話題を共有できたひと時は、思いのほか楽しいものとなりました。
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2008年06月21日

松本塾

ARCHIBAUの今年度第一回目の松本塾はランドスケープアーキテクトの近藤卓さんと大成建設設計本部の勝又俊男さんという若手OBふたりの公演。卒業してからの生い立ちをプレゼして欲しいというオーダーに見事に応えてくれたお二人に感謝。と同時に僕も刺激を受けました。
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2008年05月16日

「ベランダの緑化 街の景観に一役」

「具体的なベランダ作りへのアドバイスをいただきたい」、というご依頼から簡単なインタビューを受け、表題のタイトルでその内容が4/15読売新聞朝刊の「すまい×すまう 暮らしラボ」に掲載されました。
「ベランダの緑化」について一般的な考え方をつらつらとお話したのを引用いただきながらライターの方の感性での一般の方を対象とした記事となりました。
建築の設計をしていると、まず「ベランダ」という言葉に反応してしまい(通常「バルコニー」といいます)、次に「緑化」という言葉にその意味を問いたくなってしまい、それが「景観に」云々というといろいろなことを考えてしまうのですが、いやいや、表題のイメージが今の世情なんだとあらためて思うのでした。
内容は、こうした相談に対して基本的に伝えることですが、多くのこころある人は緑に囲まれたくらしを求め、また社会貢献、そこまでいかなくても環境のよい暮らしのようなものにあこがれて、屋上緑化とか壁面緑化とか、ガーデンデザイン、はたまたランドスケープをとりいれようと考えるものの、実際には水やりやら掃除やら植物の配置換えやら定期的なメンテナンスやら、自分でできる人はもちろんいいけど、そうでない場合にはそこまで最初にデザインしておくべきだと常々思うのでした。ちょっとした工夫で後々まで相応の手間できれいな庭を楽しめる方法はたくさんあるのでぜひ少し先をイメージして思案してみてください。
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2007年10月15日

国際日本庭園シンポジウムに思う(その2)

最近、あまりシンポジウムなどに顔を出さないのに久しぶりに出向くとうれしい出会いが多数あり、短い幕間がより短くなってしまった。
学生時代からお世話になっている龍居先生をはじめ日本庭園協会の面々や、古巣の岩城造園(現イワキランズテック)の荒川氏にも会えたのはもちろんだが、とりわけ、戸田芳樹風景計画の戸田氏と話していると、高野ランドスケープの高野文彰氏が通りかかられてお話しできたのが、何とも光栄だった。戸田氏も高野氏も『新世代のランドスケープアーキテクト』に名を連ねる、日本での「ランドスケープデザイン」分野の先導的存在だと私は思っている。もちろんそれ以前の先人にも歴史に残る(ランドスケープ的な)仕事をされた方々は多数おられるけれど、今のランドスケープデザインの潮流の前の方に位置づけられる仕事をされているのだろうと認識している。そうした方々が、国際日本庭園シンポジウムに顔を出されていることは、国内外の「日本庭園」のこれからを考える上で何だか大きなことのように私には思えた。(つづくかは未定)


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2007年10月13日

国際日本庭園シンポジウムに思う(その1)

9月からここまでのバタバタの合間に第5回国際日本庭園シンポジウムに行ってきました。(9/15-)
私の庭研究についての2大恩師の一人、龍居竹之介先生が会長をつとめられている日本庭園協会主催(国際日本庭園協会と共同主催)のイベントです(ちなみにもう一人の恩師は横山正先生です)。
初日しか参加できませんでしたが、様々なことを考えさせられ、またいろいろな人々に会って有意義な時間を過ごしました。
「日本庭園」(Japanese Garden)といわれる庭は、特に海外では玉石混交で、名前ばかりのものも少なくありませんが、今回、紹介されたオランダのハーグ市にあるクリンゲンダール公園(Clingendael Park)(のレポートはとても興味深いものでした。公園の森の中にあるこの庭園は、4月から6月の6週間だけ公開されるもので、外の者からすればいわば秘園です。
維持管理されているヨハン・フェイエン氏(Mr.Johan Feijen)の発表の内容にみられる庭全体から苔やその他の植物、添景物1つ1つへの造詣の深さや維持管理への工夫、また「一番嬉しいのは日本人のお客様が故郷にいるようだと感じると言ってくださること」というコメントに、「日本庭園」というものの意味を再考させられました。行ったことがなくてもいい庭なんだろう、という印象をうけるのは、美しい写真だけでなく、人が力を入れたくなる庭の価値とそれを正しく評価して注力する人の営みがシンクロしてこそだなと思いました。(つづく)
posted by 山内彩子 at 11:22| Comment(0) | TrackBack(1) | ●批評・文化活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする