2007年05月12日

東京人6月号

bl070512.jpg雑誌「東京人」6月号、特集「目利きに聞く 庭の愛で方、歩き方」に寄稿しました。月刊誌ゆえか、依頼いただいてから締切までが結構短かったので少々たいへんでしたが、「庭」をライフワークにしている者としては、平日の仕事の合間にちょこっと取材方々、古典的な庭を見にいけたのが何よりうれしかったです。出張取材を目的とした記事ではないのですが、古い庭にも今があり、東京の庭はなおのこと庭をめぐる環境が日々変化しているといっても過言ではないので、やっぱり、何度も足を運んだ庭でも今を見ないと!と思うのです。そして、春の庭は単純に気持ちのいいものです。
今回の特集は、編集部がセレクトした東京の庭を様々な人が様々な角度から案内されていておもしろいのですが、とにもかくにも、あまり観光ガイドに載っていないこれぞという庭(拝観できるものに限る)がきちんと載っているのがよいです。
「建築マップ東京」・・・はあるけど、「庭園マップ東京」的なものはなくて、花見ガイドとかせいぜい公園のガイドどまりです。最近、都心の再開発がちょっと落ち着いてきたのでそろそろ「ランドスケープマップ東京」くらいつくってもいいかも。東京は、新旧穴場がたくさんあって対象にも事欠かない気がします。


posted by 山内彩子 at 15:14| Comment(4) | TrackBack(0) | ●批評・文化活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月01日

田名向原遺跡公園〜河岸段丘上の小さな穴

田名向原遺跡公園の開園式に行ってきました。基本計画を策定する4年間、整備委員をしていたので、どうできたか楽しみに出かけました。
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平成9年に後期旧石器時代末の住居址が発見されて(現時点で発見されている中で最古とのこと)国の史跡に指定され、学術面からの研究と発掘調査を経て、いわゆる「遺跡公園」としての整備がきまり、公園部分の完成に至ったものです。(続きを読む)
posted by 山内彩子 at 16:52| Comment(0) | TrackBack(0) | ●批評・文化活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月22日

デブサミ2007

不思議なことにある方からの依頼で、ソフトウェア開発者向けの非常に大きなコンファレンスのとあるセッションに、パネリストとして参加することになりました。デベロッパーズ・サミット(デブサミ)といいます。セッションのテーマは「ITアーキテクト大解剖」。つまり本家(?)であるところの建築界とITアーキテクトをパラレルに論じてみようという試みです。
決して業界裏話でお茶を濁す感じではなく、本質的に同質の問題を抱えていることやお互いの思考の手順・領域を見渡すような話になりそうで、本人とても楽しみにしています。これから果てしなく拡がりそうなテーマです。
無料のようなので、この際「建築」の方々もぜひ来てください。
2/15(木)17:40から 目黒雅叙園です。
posted by 大川信行 at 16:16| Comment(0) | TrackBack(0) | ●批評・文化活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月22日

批評の視座-個人の主観にうったえるもの

先週は、第14回愛知県まちなみ建築賞の審査員とLDSE2006(LandscapeDesignStudentExhibition 関東でランドスケープを学ぶ学生の
作品展)の講評、シンポジウムという批評系のお仕事がたまたま集中した。愛知県まちなみ建築賞はこれで4年目、もっぱらデザインする側での日常からふっと抜け出してデザインの社会的意味とか、どんなデザインが評価されるべきか、といったことを考えさせてもらえるいい機会をいただいている。LDSEでは、『ランドスケープ批評宣言』を企画するきっかけとなった、LandscapeNetwork901*のはじまりとなったのが、やはり関東の学生主催のワークショップ(2000年)だったのだから、あれから6年、学生さんの層が明らかに厚くなっていて、プレゼンテーションのレベルも作品の質もうんと上がっていた。当初感じていた「建築学科」「造園学科」「都市計画学科」などといった学科の壁が低くなったことを感じた。大学の先生もいろいろな分野の人が行き来しているのがいいのかもしれない。
今回共通して考えさせられたものは2点あった。1つ目はランドスケープの評価と建築の評価の関係。建築がそこに含まれることも多々あるためいくらランドスケープデザインの評価が高くても、建築が(様々なレベルで)つまらないと、いっきに評価が2分すること。あくまでもランドスケープのデザインで評価しようという意見と、建築が評価にあたらないものだった場合はランドスケープもすぐれているとはいえない、とする考えだ。
2つ目は、ランドスケープデザインの評価は評価する人個人の主観にうったえるかどうかが大きなポイントになる点。評者の風景感などの個人的な感覚に対して強くメッセージが出せるかどうかによって評価は大きく変わる。特に学生の作品において、少し前なら、上手にプログラムを解いてきれいにプレゼンテーションしているものが抜きん出て見えたものが、うったえてくるものがないと際立たないというレベルまで達してきていてすごいと思った。自らも評価される側に立ってみると考えさせられることが多いテーマだと思った。
posted by 山内彩子 at 18:31| Comment(0) | TrackBack(0) | ●批評・文化活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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